宮武剛氏の講義

早稲田大学商学部、で全労災共済の寄附講座(公開講座)があり、応募したところ受講可、ということで、地域包括ケアシステムなどをテーマにした社会保障制度改革について、宮武剛氏の講義を受けてきました。

社会保障制度改革国民会議のメンバーでもあった宮武氏なので、私とスタンスは当然異なりますが、抱えている問題の認識は共通します。危機感も同じでしょう。

ただし仕方ないとはいえ、国の側の正論をかざさざるをえない、現実の悲惨さを私は感じてしまいました。学生には、どのように認識されたのか、介護や医療、といった話はまだピンとこない世代に、はたしてどう受け止められたか、気になるところです。


21世紀型コミュニティの再生、を国民会議は報告書で提言した、子育て支援を含め地域のサバイバルレースの始まり、だ、と締めくくった宮武氏。自治体はこのレースに負けたら消えていく、とまで言いました。

そのレース、高みの見物、をしていられる人たち以外は、尻を叩かれ走らされる側にいるわけで。

これが21世紀型、なのか、考えてみても良さそうではないでしょうか。