東電から賠償金支払い

 今日付けで市長より、「東京電力福島第一原発事故に伴う賠償金について」、議員あてに報告が配布されました。
 
 賠償金額 2,048,783円
 (内訳)
  環境センター固化灰・焼却灰の放射能検査手数料(70,413円)
  学校給食の検査手数料、検体の購入、測定機器の購入(1,978,370円)
 請求額 4,467,413円(請求日:平成26年2月13日)
 ※被災地派遣で使用した線量計、小中学校プールおよび市営プールの放射能濃度測定、七沢自然ふれあいセンターの食材測定などは対象外とされた。


 上記のような内容、で対象外とされたものは再請求していくようです。


 被害の全容、賠償の全容などは計り知れないものがあります。でも、有限責任を明確にすることこそ、被害に対する真摯な姿勢といえるでしょう。居住の権利を奪われたことはいったいいくらに換算されるというのか、精神的苦痛は金額に換算できるのか、そのことはどうするのか、目を閉じたまま不問に付しておいて復興を語ることの意味はなんであろうか。

 電気量の上乗せの形になるのか、または国家の責任を明確にした税金の形になるのか、いずれにせよ、賠償は責任の形の表し方として必須であって、けっきょくは国民が負うことになる部分も出てくるでしょう。ですからなおのこと、東電の経営にあり方(資産の処分など含む)や電力政策について、国民合意ですすめることが必要だったはずです。今さらながらですが。

 あいまいにするのが日本の特徴、なんてことを言われないように、けじめをつけさせなければなりません。