ひなまつり

 議会の一般質問、我が出番は今日終わりました。目いっぱい詰め込んだ50分、英語教育、とくに小学校段階での、についてかなり時間を割きました。あとはこれまで取り上げてきた諸問題について、すぐに解決できるテーマではないものですが取り上げました。

 どちらの質問にも共通しているのは、課題解決に臨む姿勢が今までの延長線上で、前例踏襲ではらちが明かなかろう、という点です。

 しかし、議場でかみあってないやりとりを聞かされるほうはたまったものではないかもしれませんが、質問者はかみあってないことをその場で追及しはじめると後に引けなくなりますので判断が必要です。一回で的確に答えていただけないということは「次はない」ということで、たいがい見切ります。ただし、最高責任者の答弁だった場合はこの例に当たりません。

 午前中3連続を含め8人中4人が教育問題を取り上げた一般質問初日。それぞれに聞きごたえがあったのではないでしょうか。とくに教育はある意味きりがないテーマで、社会の反映という観点があれば、教育だけを健全化するというのは土台無理な話、教育現場の実情に根差した民主的な議論こそ期待したいところです。

 ひなまつり、最近の習慣は江戸時代以降らしいですがもとはやはり中国伝来だといいます。三月の最初の巳の日(上巳)の日に禊をする、ということがあり、さらに魏のころには三月三日、に定着し流觴曲水(りゅうしょうきょくすい)の宴を開くということで楽しいものだったようです。当然、基本線は宮中をはじめとする上流の人々のためのものだったのでしょう。

 歴史的経過をきちんと踏まえ認識することは、感情に流された、既得権益の利害調整に埋没した議論に終始する傾向から脱却するうえで極めて重要なことと思います。どんなことからでも、知的好奇心のアンテナを張り、知識を深め、人間としての器を大きくしていく、そういう努力を惜しまない人生を送りたいものです。

 さて、23人通告の今議会、明日からも先は長いですが、しっかり他の議員の質問を拝聴したいと思います。