南岸低気圧

 早くも流行語大賞候補か、とつぶやいてみましたが、冬型の気圧配置(西高東低)が崩れて低気圧が日本列島南岸沖を東に進む際の低気圧を「南岸低気圧」という、とは今年知りました。必要に迫られて命名したのかとも思いましたが、いずれにせよこんなに関東地方に大雪をもたらした「功績」は、そのインパクトとともに大きなものがあろうかと。


 影響で、友好都市の横手への訪問団が、今日の出発はさすがになくなりました。随行予定の職員らはたいへんだったようです。それ以外にも、職員は通常勤務に合わせて市街地周辺の雪かきにも駆り出されていて、まあ昨日の降り方では焼け石に水だったかもしれませんが、お疲れ様でした。

 昨日は、臨時全員協議会でいよいよ新年度予算の提示があり、議会運営委員会では2月末から始まる議会(定例会)の議案が諮問されました。今回は、さっさと一般質問を通告しました。予算の委員会審議の準備を早く始めたいと思ったので、一般質問は2問だけにしました。これはまず珍しい。

  
(1) 「常識」や「前例」を検証する姿勢について
  ○不得手な部分の克服について。どのような挑戦を試みているか。

(2)小学生の英語教育について
  ○教育委員会の議論について。現状と課題をどのようにとらえているか。



■議会のあり方検討会で勉強会

 講師を招いて議会基本条例についての勉強会が、全議員の参加可ということで開催されました。あたりまえ、と言われるかもしれませんが、こうした機会の提供と、そしてそれにきちんと参加する議員が「定着」してきたことは、とても大切なことです。理想はまだ遠くにあるのかもしれませんが、現実は結局、今ある中からの一歩一歩の積み重ねがなければなにも改善されないわけですから。

 私を含めて多くの議員が、目からうろこ、狭かった視野が大きく開かれたような感じを得たのではないかと思う研修でした。条例を作る側になる意味。

 このことに精通する(精通したいと思う)議員が、プロジェクトチームを作って素案作りに入ることを目指すよう、以前から考えていましたが、それはつまるところ、だれがやるかを具体化することから始まります。政治は人事がすべて。

 さて。議会の実質審議に集中したいと思う議員が多い(多いのか?)中、こうした難問に取り組む「余力」がある議員を望めるだろうか、そここそが課題。人事が決まれば事の大半は成ったと言ってもよさそうです。