2020年東京

ふと、あの頃のことを思い出しています。


計画停電が続き、テレビ報道は非日常的な番組編成で死者数を流し、電車は時々しか動かないこともあり、ガソリンスタンドに列ができ、余震が時折訪れる中、緊張感は持ち続けていました。


それでも4月の統一地方選挙は被災地以外では実施に決まり、選挙応援に行く私は、こんなときに選挙をやれと決定した総務省に怒りを禁じえませんでした。


甲子園もプロ野球も、大丈夫大丈夫と開催されていき。


これが、被災地置き去りの、東京中心経済優先の日本の姿なのだと、認識したのでした。


この事態を、恐ろしい、と感じることを私はけっして恥じることはないでしょう。