立秋・2013

 立秋ですが猛暑です。

 黄道(天球において見かけ上の太陽の通り道)で起点は春分点。黄経0度ですが、黄経90度が夏至、黄経180度が秋分です。立秋は黄経135度、夏至秋分の中間点です。まあわかりやすく概観すれば、昼が一番長い日から昼と夜が同じとなる日に向かって、ようやく半道中、秋に近づいてますよ、ということでしょう。この日を境に暑中見舞いが残暑見舞いになるわけですが、残暑の中にもふと、あれ、ちょっと風が冷たいかな、とか感じるようになることができるのがこれからの時期になるわけです。とはいえ、しばらくはこれを残暑と呼ぶにはいかがなものかという状態の高温注意が続きそうで、乳幼児や高齢者の健康管理には十分な注意が必要になります。

 今日、汚染水処理に税金投入すると政府が発表。当たり前だろうと思う。なぜ今までそうしなかったのか。ひとえに事態の軽視にほかならない。税金投入でなされなければならなかった原発事故収束にかかる政策はほかにも数多くあります。すべては東電を解体しないという前提、原子力政策を転換しないという前提によって成立していたと思われます。事態の軽視によって、導かれた国家的犯罪とも言うべき状況だったわけで、税金投入をする以上、一日も早く国会を開会し、電力会社の存廃について、新たな視点で(通常の会計処理では破綻してしまう)整理していくべきであろうと考えます。

 地方(自治体)にはできることとできないことがあります。地方分権とか地域主権といくら言われても、国政がいまだそれを保証する体制にはなっておらない以上、国政においてなされるべき仕事を責任もって進めていただくしかありません。


 投票率向上、なるものは、政治の信頼回復がなされた上での話。


参考・昨年の立秋から臨時会にかけてのブログページ、近いうち解散、増税法成立などがあったあのころ:http://d.hatena.ne.jp/niginigi3/20120807 

http://d.hatena.ne.jp/niginigi3/20120808

http://d.hatena.ne.jp/niginigi3/20120809

http://d.hatena.ne.jp/niginigi3/20120810

何気ないことでも、書き記しておくことは振り返る時に使えるものかもしれません。


<参照記事>
東京電力福島第一原発の建屋近くの地下水から高濃度の放射性物質が検出されている問題で、政府の原子力災害対策本部は7日、1日あたり推定300トンの地下水が放射性物質で汚染され、海に流出しているとの試算を明らかにした。東電による汚染水対策は破綻(はたん)しており、政府は国費を投入して対策に乗り出す方針を固めた。(朝日新聞デジタル)