市立病院、第一期工事の工期延長

 なぜ反対するかを壇上で主張することを反対討論というのであると議員になってから初めて知り、討論、ということは言い合うものという認識なのに言いっぱなし、で終わることにしばらく違和感があったものです。今日は議会で3議案に反対するため、昨日準備した原稿を読み上げました。反対の3議案は、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について」「厚木市子ども育成条例の一部を改正する条例について」「平成25年度厚木市一般会計補正予算(第3号)」でした。

 概要は後述しますが、今日は例によって日程いっぱいで頭がもう目一杯なんで、市立病院の第一期工事の工期延長について、記録しておきます。全員協議会と病院の特別委員会で報告や議論がありました。

 現在工事が行われている、第?期工事エリア地中内の至るところから、県立病院時代の旧建物解体コンクリート廃材や旧建物のピット、既成杭、旧オイルタンク等、多数の地中障害物が発見されたことにより、全体として9ヶ月の工期延長、完成が平成26年12月末、となることが示されました。

 県立病院移譲のときに、何らの話もなかったことを考えると、やはり神奈川県側に責任があると私は思いますが、当然庁内でもすでに対応が検討され、動き始めてもいるようでしたので、しばらく行政の真摯な検討、検証の状況を見守る以外にはありません。

 処理には7億円ほどかかる、と聞いて私を含め多くの議員がそんなにかかるのかーと思ったことでしょう。いやほんとに。


■3議案反対理由

新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について」

 新型インフルエンザ等対策特別措置法そのものに懐疑的であるが故。たとえば検疫が有効とする考えなど、あらためてよく研究してみる必要はないのか。外出制限、など個人の行動を縛ることも法律で行うことを規定してしまうのは正しいのだろうか。など。


厚木市子ども育成条例の一部を改正する条例について」

 厚木市独自の政策として売りだった条例だったのではないのか?国の制度と折衷させるようなあり方には、疑問。これらの動きが税と社会保障の一体改革に連動するものであることも、そのことを認めるつもりがない私にしてみれば当然反対。


「平成25年度厚木市一般会計補正予算(第3号)」

 当初予算が通ったばかりの直後に出てくる補正予算は、緊急性の高いものに限られます(はず)。例によって、というべきか、国絡み、自主財源に響かなければその措置は正しい、というような平板的な考慮に基づいた財政政策のように見えてしまって、多額が組まれた予算でないのですが、ブレーキを踏みました。