ジャーナリズムの火を消すな

niginigi32013-02-09

 このところいくつか高く評価していいのではないかという取り組みがありました。そもそも紙媒体の新聞が生き残りが厳しいということもあるかもしれませんが、年頭からの朝日新聞などの、いいかげんな除染のあり方の報道にも見られましたが、人間の生命、安全に生活する権利に関わる問題についての切り込みがいくぶん前進した部分もあるかと思われます。

 ここに掲げた写真も同様ですが、東電が福島第一原発への取材をさせないためにか国会事故調に「明るい建家」をさも真っ暗で入れない状態であるかのように報告していたといいます。ひどい話です。

 こういうことをしているから、社会全体がどんどん信用をなくしていくわけです。

 7日付の東京新聞でも、特集で、原発、机上の「安全」、とした記事を掲載、そのなかで
 本紙は、規制委が検討している新基準をこれまで「安全基準」と表記してきましたが、この基準を満たしさえすれば原発が安全となるとは限らないため、「規制基準」と表記します

 という一文がきちんと挿入されています。大切な姿勢でしょう。私は、営利を求める企業が、その中でも失ってはならないものをどう認識しているか、そこを国民がきちんと見極めていくことが求められると思います。