動き出した政治

niginigi32013-01-09

 すでに、総選挙直後から参院選に向けての動きが活発化していますが、安倍新政権が発足し、アベノミクスとか呼ばわった「経済」政策なるものがどのようなものかの論議で耳目を刺激させて正月をとりあえずもたせたように拝見いたしました。正月気分はもう皆さんすでになくなっていることでしょうが、政治を見たくないというか、期待したくないとの巷の声が気になります。

 10兆円程度でも驚きだった補正予算規模は伝えられるところでは20兆円規模にもなろうかという話のようです。おおおお。

 今朝の新聞ではアメリカ政府は2年後をめどに沖縄県の米空軍嘉手納基地にオスプレイの配備を始める方針を固めて伝達していたことが分かったと言います。普天間基地ではすでに12機が本格運用されていて、この計画が進めば沖縄に30機以上が配備されることになり(追加配備はMV22ではなく空軍仕様のCV22という)、沖縄がアジア太平洋地域で最大のオスプレイ拠点となる、と伝えています。

 自民党の語る「日本を、取り戻す」は、そのスローガンだけからは何も分からない。外交不在、を嘆いて批判をしているにはいたが、東アジアの未来をどう展望すべきなのか、私は相当に不安を抱いています。

 補正予算の規模、「デフレ脱却」に名を借りた財政出動の大盤振る舞いは、実体経済の長期的な見通しなくしてはバブルの破裂を予感させ、また物価上昇が果たせても所得上昇に反映しない二極化が訪れる危険性も感じさせるものです。彼らはそれでもよいのでしょうが、日本の将来にとってはそれでは困ります。

 最大の政局として、メディアも注目する参院選、ですが、総選挙の結果を受け止めた国民自身が、どのようにそのかかわり方を主体化させうるかにのみ、希望があると私は思っています。(画像は本文とは関係ありませんが、平塚市大神地域から大山方向を見て撮りました。厚木市南部地域・相川地区のまちづくりは将来的に大きく変わっていかざるをえず、ここもまた厚木市政にとっては重要なポイントの一つでしょう)