初日

11月末から始まっている12月議会。

今日から東京では都議会議員選挙が始まりました。地方議会では議会審議をおろそかにはできないものの、総選挙の応援がある地方議員にとっては落ち着かないというのも事実です。それはそのはずで、国政がどうなるかということに、地方政治が無関心でいられるはずはありません。

それでも、この議会には住民投票条例はじめいくつもの市長マニフェストに基づくとされる新条例が提案され、十分な議論が必要であることは言うまでもありません。

私が所属する総務企画常任委員会では、住民投票条例、公契約条例、自転車安全利用促進条例、を審査します。そのほかでは子ども育成条例、文化芸術振興条例、観光振興条例、があります。また、市長マニフェストにはありませんでしたが学校給食を公会計にするためのあらたな条例提案もあります。審査すべき内容は多岐に渡ります。

私の今日の主な質疑は、かたちばかり整えることに急ぐ必要はあるのか、という問いかけ。財政上はたいへん厳しいということを強調していて職員に相当の無理を強いている一方で、新たな条例を作ることにどれほどの意味、効果があるのでしょうか。副市長から、総合計画上の位置づけをあれやこれやと答弁されましたが、本会議場でのやり取りというのはどうしてもあれ以上は深まりようがないのが限界でしょうか。

■給食の会計が変わることについて
議決される前に、各家庭にお知らせをするチラシを配布していることを知った私は書面にて市長と教育長にあてて抗議をしました。

12月21日が議会最終日、ほんらいはその議決での成立をもって、教育委員会は各家庭に周知するチラシを配布することができるようになる、というのは手続き上当たり前の話です。

手続きを無視したことは、教育委員会にはその意図はなかった徒の説明を受けていましたが、やはり本会議場でことの重さを認識し共有するために質疑で取り上げました。

反省をしている旨の答弁をいただいたものの、議会の位置、役割、というものについて、正しく理解されているのだろうかと疑念を深く持ったのも事実です。引き続き、注意深く見守りたいと思います。

■今日新たに
今日新たに陳情が6本、出されました。旧昭和音大跡地に病院が建設されることに地元が反対して1127人の署名を持って陳情して来られたようです。

都市経済常任委員会への付託ですが、いやあ難しい陳情です。

その他、神奈川県の緊急財政対策に関するもの、オスプレイ反対、給食食材安全、消費税増税中止、住宅リフォーム助成継続、についての各陳情、私の委員会では緊急財政対策、オスプレイ、消費税、の陳情を取り扱います。

11日が審査になります。総選挙の最終盤の頃です。