民主党代表選

 民主党代表選は投票をポイント換算して選ばれることになっているといいます。

 1231ポイント。過半数は616ポイント。野田首相が再選の見通し、と報道で流されるのは、国会議員票の比重が高いため、全体のすう勢がそれでわかってしまうためと思われます。

 国会議員(国政選挙内定者を含む)の1人当たり2ポイントを持ちます。で、現状では681ポイント。2000人以上の地方議員は比例配分されて全体票は141票。地方議員ですらこんなに比重が少ないわけです。
 一般党員、サポーターは伝えらえるところでは32万人程度いるらしいですが、これまた比例配分され割り振られる方式で全体票は409ポイント(!)にすぎません。

 国会議員票の681票ですでに過半数を超えていますから、残りの票は比例配分されることとなるため重みはすでに軽くなっていることと併せて、すう勢は国会議員の動向でだいたい分かる、ということなのでしょう。

 もはや、世間の関心の大半は、敗戦処理の仕事になるだろうといわれる民主党代表を決めることにも、いったい何が背後で動いているのかさっぱり分からない自民党総裁選にもなく、大阪方面の動向にのみ向けられているかのようです。

 政争がドロドロする中で、現職閣僚の自殺についても報じられ、驚かせられました。

 届かぬ思いにやりきれなさを感じざるをえませんが、幸い定例議会の会期中で、地方自治の仕事に専念できるという、これは恵まれていると言えるのではないかとも一方で感じているところです。