雨乞い

 雨、が、降らない日が続きます。

 三国志などの歴史小説を読むと、日照りや大雨など、気象の異変によって停戦を余儀なくされることがしばしばあったようです。主要には兵士の食料調達に支障をきたすからだったと記録されていますが、戦地となる場所の人心掌握にとっても、「こんな天候が続いているのに、戦を続けるとは」との離反を招く恐れもあったのではないかと思います。

 昨年の3月11日、大震災があって東日本は大変な状況にありながらも、4月の統一地方選は被災3県以外は実施という判断が下されました。いまさらながら、千葉県や茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、東京都や私たちの神奈川県であっても、人々の意識の中には「選挙どころではない」というようなものがありました。

 総務省の決断でした。

 あんなイレギュラーな時期に、選挙を強行したこと、私は忘れないでしょう。音を流さない宣伝カー。街頭演説すら自粛ムード。勝負は勝負ですから、それでも結果はもちろん受け止めなければなりませんが。

 
 さてさて、残暑によるイライラくらいはせめて軽減させたいと、雨乞いをしたくなります(どんな儀式?)。