増税法成立と

niginigi32012-08-10

 国会における増税法が成立した今日、厚木市議会では臨時議会が開かれ、補正予算3本と、政治倫理審査会の委員長を提出者とする問責決議案が提案されるなどの日程のほか、正副議長選挙が行われ、新たな委員会人事含めて確定をしました(画像は本文とは関係なく、あゆコロちゃんの切手シート、1200円)。厚木市ホームページより市議会の→http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/shisei/shigikai/index.html
にあります新着情報より、ご確認ください。

 私は総務企画常任委員会に。委員長は石井芳隆氏。一昨年、自治基本条例の審議の際にこの委員会に所属していましたので、近く提案されることになるであろう住民投票条例の審議にまずは力を入れたいこと、さらに総合計画の進行管理、というか、総合計画の意味を改めて問い直す研究をしてみたいと思っています。

 細部ではいろいろと所感もありますが、どうしましょうか。ころあいをみて、あらためて書ける範囲で書いてみるとしますか。

 昨年の議長選挙で満票はある程度予測でき、その通りとなった時点で、来年(つまり今)はおそらく再度対立局面になるであろうことが予想できていました。事実その通りに。で、その対立軸とは何であるか、市民にわかりやすいものであったか。

 議会批判というのは、そもそもわかりにくい制度によって成立している議会というものが、市民の声を聴き行政に対して物申す役割を果たしていない、あるいは満足を与えていないということに起因して拡大していると思われます。

 議長選が、昨年より立候補者によって所信を述べてから投票されることとなったという、普通当たり前で、ところが議会的には画期的な改革があり、非公開ながら我々議員はこの所信を聞いてから考えることができるようになったのです。投票は、この「所信」を聞いてするのですが、議長選挙じたい、立候補の制度などの法的根拠は何もなく(議会でずいぶん論議しました)、投票を所信表明者に限るわけではありません。

 政治は結果責任ですから、私の周囲には多い、ほとんどがそういう反応ですが、議長がどうのこうのとそれはどうでもよろしい、と。ぜひとも厚木市を良くしてください、と。本当にそうですね。

 昨今、さまざまなご批判からかんじられる議会なんていらない、という結果にならないように、この1年は議会に与えられた信用回復の機会だろうと私には思えてなりません。

 なお、今日の補正予算がらみで質疑をしましたが、前年度繰越金は約13億円以上になるということがわかりました。貴重な財源です。しかし、現場では、さまざまな我慢を強いられているところがいっぱいあります。ぜひ、デフレ経済下での財政運営で、財布の紐を硬く締めすぎないように、というように思っています。

 増税法の成立は私の政治主張と異なる方向で、当然残念で経過を考えると憤懣やるかたないというところです。が、私は民意の発展と成長をこのところ実感していて、悪政は何度でも覆していけるだろうと、かんじています。もちろんそれは、能動的な働きかけを自らしていくということが前提にあった上でのことですが。負けません。