環境センター視察

niginigi32012-06-25

 先日、環境センターを、ネットの内川議員と一緒に視察してきました。総務企画常任委員会で、「厚木市庁舎、学校等公共施設のさらなる節電の取り組みを求める陳情」が趣旨採択され(その後本会議でも賛成全員で趣旨採択された)、電力についての認識を深める意味もあり、また懸案の中間処理施設整備の問題も絡み、現状を見ながら情報を得ようと伺ったものでした。
 長寿命化させる意味で投じた19憶円の整備で平成32年度稼働までは何とか持つだろうという話。とくに中央制御室という、頭脳の部分は5億円投じたとのことで今後供給する部品がないという状態となることもあって、もしも故障したらアウトだという。危機管理、という観点からすると、恐ろしい話だとも思います。

 最新式技術は日進月歩で、減容化など、最終処分の量が減る=埋め立ての負担が減ることなど、聞くとなるほどとも思わせられる話ではあるが、厚木市がこれから整備をすることになるだろう焼却施設は、どういう技術のものにすべきか、学ばなければなりません。とくに、今後は安全面を考えることは必須でしょうから、そうした面でも検証が必要になるでしょう。

 放射能汚染で焼却灰の行き場がない、という例もある現在、私たちの生活に密接不可分のごみ処理問題をあらためて問い直す必要があります。関西方面に焼却灰を運搬し埋め立てている自治体は、現地から拒否されているなどの問題も生じていて解決策すら見いだせていません。厚木市は、自前で埋め立て処分をしていませんが、厚木市よりも東の自治体に(茨城、栃木)依存していますため、問題が表面化しません。が、それでいいのかという問題提起を私はことあるごとにしてきています。

 厚木市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)年次報告書、厚木市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)、厚木市環境保全率先実行計画の進捗状況、が先ごろ議員に配布されました。原子力発電に依存しない社会をめざすことはかなり広範なコンセンサスが得られていると思います。再生エネルギーへの期待も高まり、原発再稼働に固執する政府への信頼は潜在的には相当落ち込んでいると思われます。配布された資料からもきちんと環境対策を実施する目標へ、意識啓発もされているようではありますので、大きな意味では行政に中で、エネルギーの地産地消に向けた新たな政策作りに寄与することと期待したいところです。

■議会のあり方検討会
 定数問題と通年議会についての議論がありました。定数問題については、明確に削減を主張された委員が1人、で私を含めて現状維持や検討中など、が多数でしたが、議論を深める意味で、「いったいいくつなら適正と言えるのか」今後も議論をしようということで、結論に至らないことで現在の議長に答申を出していく方向が確認されました。
 通年議会も、メリットやデメリット問題を整理していくことがさらに必要との認識で一致し、同様の答申で、との方向性となりました。
 いずれにしても、市民の意見を聞きながら、議会の役割は何かを共有しながら、議会の質的向上を求めながら、という過程を経る必要があるように感じ、私はそういう趣旨で発言をしておきました。