測定器貸し出し

niginigi32012-01-24

今日から放射線測定器の貸し出しが始まりました。私も、時間がほとんど取れませんでしたが昼の休憩時間に市役所周辺で測定してみました。0.05から0.07マイクロシーベルトを示しましたが、細かい数値は安定した後(約1分間計測後)も微妙に推移します。因果関係などを継続して調べる意味では同じ場所で同じ時間を、気象条件なども併記した観測表を作ってみたい気がします。

昨日までの小水力発電技術研修会では以下のようなことがポイントだと思います。
会場となった群馬県は明治時代から小水力発電が開発され、水力という意味では明治38年水力発電がまだ運転中(室田発電所東京電力)。東京電力が41箇所、群馬県企業局は32箇所、東京発電が3箇所の水力発電をしているといいます。寡占、農業用水、有急落さ、水道、下水、ダム維持流量で小水力を、合計33箇所行っているという、先進県であるといえます。
水力発電の課題は、河川法施行令第2条の特定水利権、これを「市町村が行う小水力発電1000kw以下については、この限りではない」を加えるべきと、何度も強調されていました。とくに1級河川についてはその水利権をめぐる認可に伴う処理は膨大で、それがいったい何のためかと思わされるものが多いようです。まして、貴重なエネルギー源であることははっきりしているので(太陽や風力よりも安定供給ができる)、開発費補助の導入もすべきだといわれました。小水力で地域づくり、自給率向上の施策が期待できると。

当面どのようにクリアをしていくのかという講習の中で、課題が立ちはだかっていてさらなる活用がはかられないこと、たとえば再生エネルギー法ができても固定価格買取が先行き全くわからないことなどが指摘され、国の姿勢こそが問われていることを感じました。