やれるんだ!小水力発電

niginigi32011-10-31

 厚木市議会議員のほぼほとんどが参加をして山梨県都留市の小水力発電と、忍野村の学校給食の「微酸性電解水」の利用についての視察を行いました。

 まずもって、ほとんどの議員がこの視察に参加したことは本当によかったと思います。行政がやることに賛否を判断するだけにとどまらず、先進事例に学び、市民の利益になることは超党派で取り組もうという姿勢は歓迎すべきです。

 厚木市にも中小の河川、用水があります。これをどう活かすのか。都留市の奮闘は大変参考になります。言っておきますが、結論から言うと、というか私の感想ですが、行政と市民の思いの共振にあるということです。小水力発電は国のシステムとの攻防もあり、東電との攻防もあり、簡単ではありません。再生エネルギー方位が成立してもなお、一体幾らかがはっきりしていない今、見通しは定かではありません。
 都留市の水源の利活用を参考にするならば、おそらくはほとんどの自治体で小水力の発電が可能になると思います。
 私の体調の関係で、今日は気合だけお伝えしましたが、多くの議員が参加して、これほどプラスになる視察をしたことはマイナスになろうはずがあるまいと、思っております。
 課題だけ触れておきますと、再生エネルギー法がいったいどのくらいで全量買い取りをするのかがわからないという問題。さらに、市民協働ですすめようとしたときに、たとえば金融証券取引法の「改正」が実質的には市民参加の道を閉ざしてしまった問題(小水力発電に必要とされる費用を集めるための市民参加型公募債が簡単に手続きできなくなったこと)、こうしたことがなぜもっと改善されないのかが疑問です。

 都留市水力発電の、「元気くん第1号」「元気くん第2号」は市民の素晴らしいサポートによって成果を上げています。今日視察をした際に現在3号機の工事中だとのことで河川に水を流せていないため実際の稼働状況は見れませんでしたが、こうした小さな自治体の取り組みを国はどれだけ尊重してきたのだろうかと、私は憤慨します。

 都留市では、水路にゴミがらまって、水車がまわらなくなった時にはみんなでゴミを取り除こう。水車が破損したときは安い板をホームセンターで買って職員が直しましょう。これらは地方の自治体のいい面を表しています。小水力の維持経費がほとんどかかっていないことがそうした面を証明しています。市長の「ないものねだりではなく、あるものさがし」という姿勢はなかなかよいものと思いました。

 すべての自治体で、おそらく小水力発電の可能性があります。買い取り価格や初期投資の問題などの課題を克服することは、全国各地での今後の取り組み次第でできると思えた視察でした。
 
 なお、忍野村の給食の微酸性電解水についてもおそらくは(願わくは)近い将来は当たり前になるという世の中を私は期待してます。


 みなさん!!!    地球の人口 70億人。    
  

 争うのは 愚。

 前向きに生きていきましょう。