明日から

新しい任期になって初めての定例会が始まります。おもに前年度決算議案の審議が中心になります。7月の選挙期間中、少なからず市民から財政について心配する意見を伺いました。しかし、やはりそれらの多くは感覚的なもので、安易な削減論に流されやすい根拠を作っていると感じざるをえませんでした。

行政の中身、ましてや財政について、情報を市民と共有することはたやすい話ではないかもしれません。しかし、議会の仕事としてはきわめて重要な予算、決算の審議(委員会)への関心や注目は、もう少しあっても良さそうです。

28人に、ある程度は市政をチェックするため委任されてはいますので、かまわないとの向きもあるでしょうが、自治基本条例も成立した今、現状に甘んじているのも残念に思います。

4年間を通した議会に課せられた課題と、私は位置付けて取り組みます。

国では、民主党の新代表に野田財務大臣が選ばれました。早速知人友人からは増税を懸念する声が寄せられました。私も懸念する一人ですが国民はどう受け止めているでしょうか。また私は以前の代表選の際にも触れてますが、国の代表を選ぶにあたって民意の反映のいかに弱いことか。期間といい、選挙権といい。今回は「演説を聞いて決めた」という議員が多かったという話を聞き、候補者が意見を整理したり、改善したり、修正したりすることを許容さえしていないということへの違和感が拭えません。一発フライングアウト、のような「狭さ」は、今の日本の非常時にマッチしているのでしょうか。