明日は議長選

 前回、昨年の議長選ではほぼ超党派の支持で選ばれた石射正英議長。昨年このブログでも書いたように、この人ならばおそらく何の疑問はないと思いましたが、私は投票で自分の名前をあえて書いたのでした。そのとき、石射議員ならば所信表明をしてもらいたかったとこの場でその理由を書いたのですが、実は後日ご本人から説明があり、実はそうしたかったので各会派に打診をしたがその必要性について理解が得られない会派があったため見送った、と(そういう趣旨の)説明を受けました。その説明に対して、「私のところには来ませんでしたがね」とお答えしまして、まあしかしながら、やはり私の考えと共通するものを持ってはいていただいたようだということには共感するところがありました。

 そして、この議長の下、議会改革を進めようということが提案され、何度なくこのブログでも報告したように、全会派の参加で昨年秋以降かなりの議論を公開で進めてきました。まだ直接的な成果には結びついてはいませんが、真剣な議論はおそらく貴重なものだったと思います。今後、必ず前進に結び付けていかなければならないとも思います。ただし、一方で議会改革というのはただそれだけが独立して存在しているという立場に私は立ちません。それは、やはり、政治的に決まるものだと(どうしてもいたしかたない)いう側面があるからです。ですから、最終的には政治的に、たとえば選挙などを通じて解決するしかないとも思うのです。

 この間議論をしてきて、議長選のあり方、議長任期について、議会広報のあり方(広報誌、報告会、ホームページなど)や通年議会、請願陳情の際の意見陳述、反問権、などかなり突っ込んだ議論をしてきました。今後、さまざまな場に引き継がれて市民の期待に応えられるような結論が導き出されることを期待します。

 しかし、この間の議論で、反面やはりどうしても政治的な対立の深さを痛感する場面がいくつもありました。私は、少しでも前に進めばと不要な憶測や穿った見方に抵抗をしてきたのですが、ときには議論をしていること自体空しく感じることさえありました。最終的には別に全会派の一致を見る必要がない場合もあるでしょうが、もう少し、議論をしなければならない部分があることも共有したわけで、これまでのような無用な軋轢を感じさせるようなことだけは本来厳に慎まれるべきだろうと思います。

 さて、議長は辞意を表明されるということは聞いておりますので、明日の臨時議会2日目(最終日)は議長選になるでしょう。
 これまでの議会運営についての評価も含まれての選択にすべきでしょうが、残念ながら今回も、所信表明をすることには合意に至らなかったためいつものように、おそらくは進むんでしょうなあ。

 残念だということの意思表示を、どのようにするか。考えどころではあります。