学校給食

 神奈川県立高校入試問題の国語、第1問は学校給食をテーマにした文章を使用していました。文章そのものは短い文章で、私にはまあ普通の文に思えましたが、やはりお母さん方の中には説教くささを感じさせることにつまらなさ、公立くささを感じてしまうという声もありました。国語の試験に使うのですから問題はこじつけになるし、本来は栄養素の問題とかにすべき(家庭科の領域か)ところであろうし、とはいえそのことを通じて少しは意見の交換をする機会ができるだけよかったとも言えるか、という感じです。
 
 さて、あさって月曜は条例、補正予算などの質疑があり、市長からの施政方針演説を聞くこともあり、翌火曜には新年度予算の質疑があります。準備に費やす時間はいくらあっても足らず、毎年この時期は苦労します。
 ところで、学校給食のメニュー、献立表のメルマガもなかなか頑張っていますね。議会準備の合間に眺めて、このところ面白かったものをまとめてみました。
 日付は省略しますが、1年生からのリクエスト給食(上荻野小)、6年2組考案献立(荻野小)、5年生が考えた「三田米」給食(三田小)、そのほかに厚木産の野菜を使うパクパクあつぎ産デーもいくつかありました(以上、来週の献立から)。また、どんな料理が出たのか伺ってはいませんが、依知小では16日から18日には国際教室の児童の母国料理を給食にしたようです。なかなか工夫した取り組みです。簡単な冒頭のコメントもいいですね。「梅の花もほころび始め、春めいてきましたね」「3食きちんと食べて、健康と免疫力を高め、風邪にも花粉症にも負けない体を作りたいですね」など、栄養士さんからのメッセージも大切です。
 地域で産出する農作物をその地域で消費をする、それを学校給食に活かす、そうした自校方式ならではのよさを、ぜひとも定着させるための協力の輪を、広げてほしいものです。ぜひ地域の保護者の皆さんと、給食を味わう機会も持ってもらいたいものです。
 新年度予算では、子ども、学校にずいぶん力を入れているという印象を持ちますが、一方で総合計画でも位置づけられている人づくり、これをどう進めるのかも課題です。地域の力を引き出すことこそ、自治の発展です。もちろん節税にもつながる可能性もあります。おおいに議論を期待したい2月議会です。
 では、準備を続けます。