議会始まる

 昨日より12月議会が始まりました。初日の昨日は、本会議で市長の3選を越える任期を自粛する議案や職員の不祥事防止のために内部告発をきちんと位置づけようとする議案が提案され、質疑がありました。
 また、昨日は、2年以上に渡り懸案となっていた厚木市のごみ焼却施設の建設候補地をめぐる問題で、市長は行政の信用回復などの必要性から候補地をあらためて複数選定する考えを明らかにしました。今朝の新聞でも報道されています。

 一般質問は通告が19人、来週の5日(水)から7日(金)までの3日間にわたり行われます。市立病院関連の質問や中間処理施設問題への質問などが多くの議員から出されています。私の質問は5日(水)の午後1時ごろからだと思います。市立病院の今後について、後期高齢者医療制度について、介護などの自己負担軽減策について、ぼうさいの丘公園の整備について、という4項目を通告してあります。産婦人科の休止に伴い、先の9月議会では医師の確保に向けた手当ての拡充を盛り込んだ条例が全会一致で可決されましたが、はたして産婦人科再開のめどは? 救急医療体制の整備に必要な条件は? などについて問う予定です。

  • 多選自粛

 議場にTVKなど、報道関係が入って注目された議案審議の風景でした。焦点は、条例の文言からすれば明らかに「自粛」であり「禁止」ではないのですが、実質は「禁止」だとする考え方をどう見るかが一つ。私は実質禁止論でよいと思っていますが。もう一つは3期というのが妥当かどうか。これも市長の提案を現時点での政治的判断としては妥当というしかないのではないか。
 つまり、提案理由にあるように、この条例の目的が、多選による弊害を防ぐことにあるならば、2期目であれ3期目であれ、4期に入る以前よりその弊害を防ぐことは必要なのです。他薦による弊害は、昨日の質疑で市長答弁にあったように、行政運営のよどみ、人事の偏り、などがありますが、それは1期目、2期目のうちから根付いていく性格のものです。
 ですから、市長がそれを3期を節目にするというのは市長の政治姿勢によるものであって、普遍性をもつものだと理解してはならないというのが私の見解です。よって、多選禁止は本質的に自粛のほうがなじむと私は思っています。どこまでが多選にあたるかはその時々の有権者の判断にゆだねることのほうが民主的ではないかということです。