6月議会終わる

 昨日、6月議会が終わりました。任期中最後の議会を終え、24日告示の市議会選挙に突入します。議員としての任期は7月31日までですが、7月1日には新しい議員の顔ぶれが決まります。

 議会最終日、採決に先立ち反対討論を行いました。後期高齢者医療制度に関連する「広域連合規約変更にかかわる協議」は、新たに後期高齢者のみを対象とする医療制度を認めてはならないという視点での反対を、そして一般会計補正予算では、おもに臨時財政対策債を10億円も組むことに異議を唱えて反対しました。

 小林市長が市長になられてはじめて自らの思いを乗せようとした政策予算が74億円程度しかないということへの「それでは少ない」という意見もあるようです。こうした意見を聞くと、厚木は今までいかに恵まれていたかと思ってしまいます。節約することを知らない体質になってしまってはいないでしょうか。

 学校給食施設の整備などで物件費は年々かさんできていますし、さまざまな扶助費は削減することは困難なほどの市民の生活状況だとすると、なんでも税金に頼って行うことは不可能ですし、職員の削減にもつながりません。新たな財源を求めてもそれが中間所得層からの税収では結局可処分所得を減らすことにつながりその対策をまた税金で行うという、意味のない話になってしまうのです。
 公共の福祉が見るべき分野を限定し必要のあるところには集中投資、財源は累進性を強化した余剰資金などに着眼した課税と、かならずしも公的資金に頼らずにできる事業には寄付金を募って行うなどを徹底すべきです。