県議選が終わり

知事選を含む統一地方選挙の前半戦が終わりました。神奈川の知事選は盛り上がりに欠ける選挙となり、しかも有権者にとってなじみの薄い「県議会」の選挙はなおのこと関心に上りにくく、投票率は上がりませんでした。
厚木の県議選では民主党候補が初挑戦で初当選、ネットの現職も2期目を制しました。これで山口前市長陣営の内紛ともいわれた県議選の結果は自民系がたった1議席となる結果となり、夏の参院選にむけて有利な条件を作りました。

ところで。今回の選挙で、たとえば名前入りののぼり旗が規制されるなど、様々な選挙に対する規制が実質的に強化されました。これを機会に、選挙において、何を、何のために規制するのかをもう一度整理して法改正をすべきだと思わざるを得ません。名前入りの旗を規制することが有権者にとって何をもたらすのか。今の選挙が投票用紙に名前を書くことが必要なのであれば、有権者にとって候補者の名前を伝えることは必要最低限の活動であるはず。そんなことを規制して何を守ろうというのか。

他にも今回はいくつものことで規制について考えさせられました。警察官僚や自治官僚の「支配」にただ従うだけでは政権交代があったとしても、私たちの望む政治の実現を保証するものになるとは思えません。