自民党

 首相の年頭会見のなかで「参院選改憲を争点にする」というものがありましたね。でも、実際の政治の問題として年明けにクローズアップされているのは、事務所費の問題。しばらく安倍内閣の足元が揺らがされる状況は続きそうな気配。

 ところで。自民党の中の争いといえば、復党問題。たとえば岐阜の野田聖子佐藤ゆかり、の争い、マスコミ的には面白いのでしょうが、地元ではどんな感じでしょうか。自民党の争いは、それぞれの背景に応援する団体の利害があるので、その構図を見ると、わかりやすい。

 厚木市長選も保守対決の一騎打ちの公算が大きいですが、どこの団体がどっちについてるかなどと、そんな話がしきり。保守対決になると、大義名分はそれぞれあるけれど、たとえば選挙を経て応援しなかった業者が完全に仕事が干されたとか、そういうどろどろの話になるからえげつない。国政レベルでは、日本の明日をめぐる意見の違いを戦わせていても、いざ足元の地方では、仕事の獲得合戦の延長戦みたいなものが続いているのが実態。まあ、大きくは資源争奪戦は戦争にも発展しているのだから、政治の本質であるともいえるのかもしれませんねえ。

 しかし。だからこそ。選挙は、業界Aが推す候補か、業界Bが推す候補か、という状態から脱却しなければなりません。でなければ、いくらきれい事を言ったところで、官製談合が生まれる土壌はなくならないでしょう。

 大きく変えるためには、国政の政権交代はどうしても必要!