外出許可で本会議の採決に出席

昨日、今年最後の本会議が開かれました。私が反対する「後期高齢者医療制度」の採決を、欠席するのは入院中とはいえとてもつらく、体調が回復すれば何とか出席したいと思っていました。おかげさまで、なんとかドクターの許可も得られて、点滴を前倒しして、午前中の議会に久しぶりに出席し、採決に間に合いました。

問題の後期高齢者医療制度は「高齢者は金を持っている」論を前提にした理不尽極まりない制度。最近の生活保護見直し論議にも見られるように、限りない自己負担を強いるように改悪されようというこの制度、反対したのは私と内海議員(市民の党)、共産党の森屋議員の3人だけでした。

市民の生活の実感とかけ離れている議会。退院したらしなければならない仕事は山積みです! あと少しの辛抱。

  • 訂正

昨日、本会議場、私の右隣の席は民主党の佐藤議員。その佐藤さんから、私の以前のブログで誤りがあると指摘を受けました。ご迷惑をおかけしました、お詫びします。前回選挙で民主党が現職市長を応援した、というものでしたが、これが誤り。推薦はしていなかったそうでした。

  • 市長選

入院中は、お見舞いもいただきましたが、けん制や詮索など、いろいろありました、市長選をめぐってのものですが。昨日、久しぶりに本厚木駅前を通ると市長選に出馬する予定の小林県議の宣伝が行われていました。自民党の厚木支部は、現職と新人の両方を推薦するというまったくわけのわからない方針で、県連はどうするかと見ていたら、県は4選の現職市長を推薦することに決定したという。ついこのあいだ、16区の補欠選挙自民党の亀井氏を応援した自民党の県議が市長選に出馬するために自民党を離れた、これはまあよくあること。だが、県議会では自民党は知事提案の「多選禁止条例」に反対した。小林県議は「多選批判」を掲げて出馬することになったわけで自民党とは相容れるものではないということだが、街には安倍首相とのツーショットポスターがわんさと貼られている。昨今の郵政造反組復党問題にみられるように、単に選挙のためだけにというご都合主義では、有権者は困るのだ。

足立原前市長はバブル期の市長で、厚木テレコムはその象徴でした。ほかにも荻野運動公園や七沢自然教室など、相当の投資をしたものでした。当時、学童保育はまったく行われていないなど、福祉サービスなどには問題が多く、また市債も増え続けたのでした。

当然、その批判をして登場した新しい市長は、政策的に同じ道を歩むことはできないから、世論を見ながら前職の対抗的な政策を進めることになりました。それは部分的、相対的には歓迎すべきと私は思っています。そうならざるをえないのが政治だからです。しかし、12年も予算編成と人事という伝家の宝刀を持つ力で君臨し続けた権力者は、その地位をどうしても自ら手放すことはできないようです。自ら自分に代わる後継者を育成する力も資質としては必要だと私は思っていて、人材を育成する力、人を見抜く力は本来的に「人事」の基本だと言いたいのです。自分でなければこの先は務まらない、などというような状態にしてしまったら、後を継ぐ人が仕事ができないではないか。

ただ、繰り返されるだけの「市長交代」にとどまらず、市民がどれだけ厚木市政にかかわれる仕組みを自らが作れるかにかかっていると私は思っています。でなければ、結局行政主導の旧来型システムのまま、トップのみが替わっただけになることになりかねません。