子どもが病気のときは

今日は議会全員協議会でしたが、娘が高熱のため、午後からカミさんと看病を交代するために、早く帰宅するつもりでした。全員協議会は最後まで参加できましたが、その後のいくつかの予定をキャンセルせざるをえなくなり、ご迷惑をおかけしてしまいました。

子どもの急病の際、やむなく病後保育を頼らざるを得ないのが実情でしょうが、親としてみれば病気のときに子どもを預けるというのはものすごく後ろ髪を引かれるものです。他人には任せられないという気持ちも当然生まれるものですし。実際、おじいちゃんおばあちゃんにお願いしたこともありますが、やっぱり病気のときはどうしていいかわからなくなってしまうらしく、安易にお願いもできないものだと悟ったものです。

「官から民へ」。これはある意味で正しいと思いますが、民間が果たすべき「公的負担」についても考えておく必要があるはずです。公共の福祉抜きには民間企業の発展もないのではないでしょうか。民間企業が保育施設を併設して、保育を保証すれば、従業員の福利厚生面ではかなり救われます。とくに、病気のとき、または病後の回復期にはなお助かることは間違いありません。そうした負担の部分を公共に負担させて、利潤の確保に専念できているというのが日本の企業のありようではないでしょうか。

法人税を上げたら企業が海外に出て行ってしまう、と言って法人税の減税を続けてきたのが自民党政権でした。しかし、そこには今述べたような、企業も協力して日本の国を作り上げていく、働くものを育成していく、という観点は薄かったのではないでしょうか。そうした風土、風潮のもとにこそ、ホリエモンは伸びていったのだと思うのです。

少子化対策といいますが、子どもを育てやすい環境作りは社会のありようを変えることからしか作り出せないと私は思っています。子育て環境にも「格差」が存在することからは社会の安定をもたらすことは決してないと思います。

議会全員協議会での議題は
厚木市集中改革プランについて」(行政改革)、「第2次厚木市定員管理計画について」、「工事請負契約の締結について」(亀の子橋架け替え工事)、「厚木市斎場施設整備事業予定地について」、「厚木市立病院整備方針について」の5件、に加えて、新任理事職、部長の紹介、不祥事に対する市長の謝罪と原因究明と再発防止に向けた対策についての話、中国の友好都市である揚州市訪問団の報告、でした。
そのほか、市民意識調査の冊子が配布され、また、厚木市まちづくり政策フォーラム(5月20日)の案内などがなされました。

ご要望があれば資料などは提供させていただきます。