条例案否決

住民直接請求によって提出された条例案が、昨日4日の臨時会本会議で否決されました。私も外出許可を得て本会議の採決に参加し、賛成をしましたが、今回は残念な結果となってしまいました。しかし、住民基本台帳の大量閲覧の制限は、大義があるのだという認識を全体に共有化することには大いに貢献したのではないでしょうか、そうした意味では、署名運動を進めた関係者や署名者にはぜひ落胆をされないでいただきたいと思います。しかしながら、すでに要綱を強化することで実質的に制限が厳しくなり、効果も相当挙げているという行政側の言い分を乗り越え、要綱ではなく条例でなければならないのだ、という主張を現実のものにするためにはかなりのレベルが必要になるのではなかったでしょうか。具体的には条例案第3条の解釈をめぐる問題があったようですが、クリアする条件があったのかなかったのか、そうしたあたりの総括が必要に思われます。