戦後70年

niginigi32015-08-17

節目の年の敗戦記念日を、千鳥ヶ淵に行こうと思いたち、出かけてきました。そのことは、FBに載せたのでそのまま転記をします。靖国神社周辺は騒然としていました。かつてはこんなではなかったのに、安保法制の議論がこのように進んできている背景を思い知るような状況を垣間見た気がいたしました。九段下駅を降りて通りに出ると、河野談話の見直しを求める署名や安保法制賛成のデモへの誘い、改憲署名などなど、あちらこちらでこの時とばかりの宣伝活動を見ました。世論の一報を確実に形成しているこうしたナショナリズムの高揚を、まだ一部でしかないのも事実ですが、国際社会の不穏な動きと連動すれば「戦後」はたちまち新たな「戦前」となりかねない、と感じました。

なお、今日は朝から雨、時折強く降る。気温はさすがに低めだが湿度が高い。代表者会議があり、いくつかの懸案事項を話し合う。


<FBより>
戦後70年の8・15。 平和遺族会全国連絡会(ヤスクニ、を中心とした英霊を讃え戦争を美化する動き、日本遺族会と一線を画して1986年に結成。以来、その活動に賛同しています)主催の集会に参加。講演の講師は木村草太氏(首都大学東京准教授)、演題は「安保法制と憲法」。
正午過ぎ、千鳥ヶ淵にいき、慰霊。ここ数年来られていなかったので久しぶりでした。ここには名前さえ分からないものも含み127万余の遺骨を奉安しているということですが、それでもまだ推計113万の遺骨が帰還していないといいます。
さらにアジアの国々の戦死者も含め、当時の犠牲者すべてに思いを馳せ今日一日を過ごしました。
戦争というものがもたらすもの、もたらしたもの、をよく認識しておきたいと思います。70歳の方はもう戦後生まれ、という今。