福田首相辞任!

 9月議会が始まり、今日は質疑の内容の報告か、大分県教育委員会への批判をしようかと思っていたら、福田首相の辞任のニュースが飛び込んできました。衝撃の月曜日。
 
 辞任についての会見を聞いてみると、国民に対して申し訳ないとはまったく思っていないということがよくわかる。「私は自分のことを客観的に見ることができるっ!」と記者の質問にキレた首相、「自分のことしか考えていないという自分のことを」客観的に見ることができているのでしょうか。相も変わらず民主党への恨み節を漏らす首相を見るにつけ、政権に対する責任を果たす気力すら失っていた、死に体であった、と言わざるをえません。

 辞任を決断した背景に民主党の党首選がなくなったことが影響しているようにも私には思えましたが(小沢代表の無投票再選に対抗するという基本戦略を確定できたから麻生氏にバトンを渡せる、と)、それはともかくとして、日本の状態はあまりによろしくない。国会は冒頭から正常化を妨げる要素がいっぱいありますし、それを考えると経済対策を急がなければならないことから言っても解散は早期に行う必要があります。政府が日本の舵取りの方向性を転換するならば話は別ですが、そうするにしても決断を早くしなければ意味がありません。

 忙しい時期に、またいっそう忙しくなる予感です。