東丹沢西山尾根道裁判第10回口頭弁論

 『西山を守る会』からのお誘いによりますと、表題の裁判が10月23日(月)、午後1時半から、横浜地方裁判所502号法廷でおこなわれるということです。詳細は241-8990、西山を守る会にお問い合わせください。ぜひ、多くの市民がご関心を寄せていただきたいと思います。


 9月議会一般質問で取り上げた問題の1つですが、丹沢の自然保護については、さまざまな問題はありますが神奈川県レベルで、県民参加の下で進められている施策なのに、厚木市は東丹沢の自然保護について、開発とセット、のような捉え方をしていると私は見ています。そこで、議会でも、この問題、対策、対応は環境部が音頭をとることや市民や職員の専門家を育成しつつ、長い時間をかけて取り組む必要を説いたのですが、市長答弁は「ご意見として」聞き置く。というものでした。

 登山愛好家、自然保護に関心がある人、にこの問題をとどめておいてはなりません。というのは、サルの被害、鳥獣被害、には多くの市民が関心があるからです。採石事業がすべていけない、としてしまうと、人間の住居問題が現実としてありますから、一概には言えませんが、これから先々の問題として、どこまで制限するのかを決めておく必要は絶対にあります。ブナの立ち枯れ、など自然体系の破壊は動物を市街地へと誘導していることになるのですから。

 これまでの議会の論議でも、不十分だなあ、と思うのは、「地主が売ったんだから今さら」という論など、きちんと誤りを指摘してその上でどうしたら最善なのかが煮詰まっていないことだと思います。裁判は裁判で進行するでしょう。しかし、こうした問題は、ゆくゆく、市民一人一人が、真剣に考えていくべき問題の一つであることは間違いないと思います。

 なお、今度の裁判では、道路部長が証言に立たれるということです。