総選挙を控えて

このところご無沙汰をしております。
13日には七沢のマイクロ水力発電と古沢のメガソーラー建設予定地の視察を議員の希望者対象で行われたのに応じて参加、14日には勤労福祉センターで第2回議会報告会が行われ、私は司会進行役(前半)を担当。この14日には国会で党首討論が実施され、野田首相が16日に解散しましょうと宣言、一気に解散になだれ込みました。

ご存知のように、私は政権交代を支持して全力を傾注し、その理念を今もなお支ええるスタンスでの政治活動をしています。であるからこそ、昨年3月11日の東日本大震災以降の政権の進めてきた間違った選択の数々には大変残念に思いましたし、昨年末の野田首相による原発事故収束宣言に至ってはその変質は明白で、消費税増税のための3党合意は多くの国民を政治不信に陥らせるに十分な出来事でした。

市民の自発的行動は今も成長を遂げていて、私はこの急速な発展をなによりの宝だと思っています。SNSを活用した既成の組織を超えた市民のつながりにも多くの期待ができます。私も、このところFBやツイッターを利用していますが、情報取集と情報発信に費やす仕事は時として実際の政治を変える仕事の時間を侵略しかねません。そうなると本末転倒で、発信すべき情報のもととなる活動自身が縮小するということになります。若くて体力があるのであればまだしも、睡眠を削って体調を壊すリスクを負ってまで、情報収集と発信に縛られるのは趣旨に反するものです。さらに、つねにオンライン状態にあることを求められるこれらのツールは、位置情報を必ず誰かに伝え、その誰かは誰とどういう関係にあるかを誰かに伝えることを意味します。これらは監視社会を肯定することになり明らかにリスクと言えます。

ただ、こうしたリスクを考えても「つながり」を必要とする現代において、これらの手段は魅力的なツールで、とても手放す気にはなりません。ですが、若者には特に増えているという「依存症」にならないためにも自制した利用が必要です。

以上の理由から、12月議会と解散総選挙が重なったこの多忙な時期、発信量が制約されることをお許しいただきたいと思います。むろん、できることはするということに変わりはなく、あわせて市民の皆様におかれましても、マスコミの伝える情報の限界性などにどうか留意され、春秋戦国時代のごとき乱世の様相を呈す激動の中で、少しでも政治に対して積極的な関与をされることを期待したいと思います。